文フリ感想③ 百年の一日

2024/5/19に開催された文学フリマ東京38で購入した本たちについて書いていきます。
順番は読み終わった順になっているので、間が空いて突然続きが入ったりするかもです。

今回は本屋「百年」を経営されている樽本樹廣さんの「百年の一日」についてです!

※樽本さんの「樽」につきまして、正しくは異字体なのですが、iPadでは出てこずこちらを使わせていただいております。

出会い

百年のことはSNSで知りました。
ほぼ地元である吉祥寺にこんなお店あったんだ、と思いフォローし行くチャンスを伺い続けていたところ、文フリ出展を知り行ってみよー!となった次第です。

吉祥寺は普段以上に上を向いて歩いてないと色んなことを見落としちゃう街なので、私の上向き度が足りてなかったなぁと改めて思いました。
かと言って、地下にも面白いところがあったりするから全方位忙しいよなぁあそこ。。。

「百年の一日」ネタバレしない程度の概要

百年を開店する直前から開店後1年までのブログやSNSでの投稿内容が本にまとめられていました。
それだけでなく、内容に対して今現在の樽本さんがコメントをつけています。

ブースで対応いただいた時と本書を読み始めた時の印象が全く同じで、穏やかで緩やかなリズムを感じました。
やっぱり文章にはその人の人柄が反映されるんだなぁと改めて思いました。

また、今現在から見たコメントも面白くって、コメントというかほとんどツッコミみたいになっているのが毎回楽しみでした。

文フリで購入した時の限定なのか栞とエッセイまで付けていただき、嬉しくって思わずムフムフしながらお礼を言っていたのは私です。ここでもコミュ障が爆裂しました。

独立系書店の先駆け

今では小規模ながらこだわりの選書が光る独立系書店を多く見かけるようになりましたが、百年さんはその先駆け的な存在だったということが読み進めている内に分かってきました。

手探りの苦労や実施したイベントに対する素敵な感想に、私も行ってみたかったなー!の後悔もありつつ、店主さんがとっても楽しそうなお店ってやっぱり素敵だし良いよなぁとしみじみしました。
こだわりを持った選書について書かれているところも、感覚的でありながら強いこだわりが垣間見えてすごくかっこよかったです。

私個人のお気に入りは、市での一喜一憂が細やかに書かれているところです。
こんなに一生懸命やっている方の本屋さん、行きたさしかない!!

表紙も好きだし栞の大きさが絶妙

X(旧Twitter)で書影を拝見した時にこれは買います!!!となったけれど、改めて実物を見ても表紙がすっごく素敵で好きだなぁと思いました。
アイキャッチ画像用に撮ったものはちょっと残念になってしまっているので、ぜひ実物を見ていただきたいです…!!

栞の大きさとカラーも好みというかすごくしっくりきて、本屋さんの作る本と栞ってすごいなと感動しました。
「1000年前から明日の本まで買い取ります。」のスローガンもかっこいい。

「百年の一日」で百年さんがどんなに素敵な本屋さんなのかしっかり知ることができてとても嬉しかったです。
吉祥寺は今住んでるところからは結構遠いのですが、どんなに遅くとも今年中にはお伺いします!

文フリ購入本の感想は次回が最後になります。
くまふくでした🐻

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